アマチュア無線は、他人と交信できる、いわば、声のSNSと言われている。その昔ヤフーにもヤフーメッセンジャーという声のSNS(昔は、チャット)があった。しかしながら、若い女性が騙されたり、ストーカーに遭ったりして、事件が後を絶たないため、ヤフーは、仕方なく閉鎖に追いやられた。
声のSNS(ヤフーメッセンジャー)は、それほど、恐ろしい結果が待っていた。うまく使えばとても便利なツールだったのに残念なことである。
いま、そのアマチュア無線が声のSNSという触れ込みで少しづつアマチュア無線の世界に再び女性が出てきている。40年前、実は女性のアマチュア無線家は、そこそこいた。しかし、男性からのアプローチや誘いの嵐でだんだんと出なくなり、ひいては、閉局にまでおいやられた女性局もたくさんいた。もちろん結婚まで取り付けた局もいた。
しかし、今、再びその様相を呈してきた。ひとたびYL局が出てくると、直接コンタクトの方法を強要したりお願いが度重なったりで、40年前と同じことが起こってきていることに驚く。男女平等といえども、受け身であるYL局としては、直接コンタクト方法を申し入れされても断り切れない。だんだんと断ることが辛くなり、そのうち、無線に出ることも、いやになってくる。そんな構図が、男性陣には、まだ理解できないでいる。
会社では、髪きったんだね。かわいいじゃん・・・これは、一発で懲戒対象である。こんど、近くでお祭りがあるんだけど、一緒にいかない?これも、懲戒対象である。このことが、いまだにわからない、アマチュア無線家がいることに情けなく思う。
アマチュア無線は、出会い系の場ではない。飲みの誘いや、デートの誘い。さらには恋の告白など、もってのほかである。アマチュア無線はそういう場所ではない。せっかくアマチュア無線の世界に出て来たYL局たちの悲痛な叫びをどうか、聞き入れてもらえないだろうか。アマチュア無線界から女性をなくしていけないと思うばかりである。
コロコロおっさんよ どこへ行く